top of page
執筆者の写真あかり母ちゃん

拾ヶ堰(じっかせぎ)のミステリー

こんにちは。今週は雨から始まった安曇野です。 肌寒いというより、思わず「寒い」といってしまう気温かも。 4月だというのに、すっかりこたつが恋人です(笑)。 なかなか思うようにいかない毎日ですが、先週は安曇野でも桜が開花しました。他の花たちも申し合わせたかのように一斉に咲いています。 お花見はできませんが、通りがかりに写真を撮ったりしてみました。 中でもキレイだなと改めて思った場所は拾ヶ堰という堰のあるところ。 安曇野の代表的な場所でもあるので少し紹介しますね。



そう。拾ヶ堰(じっかせぎ)ってご存じですか。

拾ヶ堰とは農業用の灌漑用水路。1816年(今から200年以上前の江戸時代)に作られました。10ヶ村を灌漑したために拾ヶ堰という名前がついたそうですが、後からもう1つの村も加わったそうです。今でこそ、米どころである安曇野。豊かな水があるイメージですが、扇状地なため水が浸透してしまい、稲作には不向きな土地だったそうなんです。そこで15Km離れた川から水を引き上げる用水路を作ったという壮大な事業。26年間計画をたて、工事期間はたった3ヶ月!という驚きのスピード。当時の測量技術で作ったのに、傾斜は約3パーミルで標高差はわずか約5m。そのためゆっくりな流れになっています。このおかげで、今や安曇野は稲作ができるようになったわけです。



いにしえの知恵ってすごいものですよね。


子どもの頃から身近にあって、常に見慣れた光景だった拾ヶ堰。見慣れ過ぎていて違和感がなかったのですが、よくよく見たら、ほかの川の川上に向かっても流れている!?と気づいて、改めて調べてみました。


計算しつくされた用水路にしびれつつ、今年もその恩恵に預かり、うちもおいしいお米を作ります!

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page